2007年12月10日

追い越しの顛末

夏の盛りにルーマニアの運転免許に書き換えを済ませて、これで名実共にルーマニアの住人になったと喜んでいたら、会社のルーマニア人の同僚が、「それはルーマニア人と同じ処遇を受けるって意味」と意味ありげなことを言った。

10月の中旬、ある土曜日の昼前、ブラショフを抜けてシギショアラへ向かっていた途中の出来事。下り坂で前の車がゆっくり走っていた。路面に引かれた実線がその先で終わるのが見えたので、追越をかけて進んだ。すぐに上り坂となり、そこを上がるとパトカーが見えた。

あちゃー・・・。

手招きされて止められた。
「そこの下り坂で、追い越し禁止の違反。身分証明書と免許証を拝見。」抗議する余地無し。現行犯逮捕と同じ状況。

警官はパトカーに戻って、違反切符を切っている様子。
随分時間がかかる。
こりゃ、月曜日に銀行で違反金払い込みだなぁ。

警官が書類をひらひらさせながら戻ってきた。
「これが違反切符。48時間以内に払えば、今日は土曜日だから月曜日に払えば78RON。身分証明書はお返しする。免許証はブカレストにて受け取るように。こちらが引換証。」

え・・・?

「今日から2週間は運転可能。11月x日から一ヶ月したら、免許を受け取りにブカレストの警察へ行くように。」

追い越し違反はせいぜい罰金だろうと思い込んでいたら、とんでもない。たった一度で免停を食らった。もしかしたら、警官はこちらがごねて、賄賂で解決を図ろうとするのでも期待していたのだろうか?

この期に及んで、やっと同僚に電話してヘルプを求めることを思い浮かび、即刻電話。

「連番の入った違反切符はもう出ちゃった?」
「うん」
「ならば、もはや手遅れ。もはやどうにもならない。なんですぐに電話してこなかったんだ?」
「どうにも申し開きの余地の無い状況だったし、これだけで免停になるなんて想像すらしなかった・・・」

教訓: 自分に非があっても、罪の軽減を図るべくまずは交渉すべし。というよりも、この手の公的機関との対応には、どんな事態であれ、現地人にヘルプしてもらうべし。

結局、千客万来の11月に運転ができないという情けない状況を経て、先日やっと免許証が戻ってきた。このひと月、車の便利さと車の無い生活の不便さを改めて感じた。

追い越し違反は、もう二度としない。







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posted by ムフテリフ at 05:24| Comment(2) | TrackBack(0) | ルーマニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
久しぶり〜!! 元気にやってるみたいで。(ほんま??)

そんなことくらいで免停なんてすごすぎるう。。。 たまりませんね、そこのお国事情は。
実は、ちょうど3日前に私はパトカーの直前を走っていて、バックミラーに気を取られてたら、赤信号をそのまま無視してしまった。。。
で、真後ろにいたパトカーは、ちゃんとその信号で止まってました。 
普通、追いかけてくるだろお??
止まった時、パトカーのライトでフラッシュしましたが。
もしかして、罰金は、「メリークリスマス」と、郵便で送られてくるんじゃないかと心配です。 が、これをフランス人に言うと、「追いかけてこなかったんでしょ? チケット切られてないんでしょ?? じゃ、大丈夫だよ」でした。
どうせいい加減なら、こっちのほうがめっちゃましですね〜。
これからはお互いに気をつけましょう!
Posted by Nori at 2007年12月18日 01:03
>Noriさん

ご無沙汰。ブログは時々思い出したように更新してます。

そう、たかが追い越しでこんな羽目に。
イギリスの人もフランスと同じようなこと言ってましたよ(3回くらい言い逃れしても大丈夫みたいなことも・・・。)

ま、あんな擂鉢状の地形で、下り坂で追い越ししてしまったほうがアホという話もあるのだけど。
Posted by ムフテリフ at 2007年12月22日 21:35
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