2005年07月13日

イスタンブル 運転事情

ポイント
1 クラクションやウインカーでのパッシングは最大限活用
2 「俺が先だぞ!」の精神
3 罵詈雑言:閉鎖された車内で言ってる分にはいっこうにかまわないが・・・
4 (歩行者の立場だと)車は止まってくれない

<例題1>
T字路の出会い頭に双方からほぼ同時に車が来ます。
どうなるでしょうか?

<答え>
衝突寸前でブレーキ音を響かせて双方かろうじて止まります。警告するかのごとくビーッ!とクラクションも鳴らします。双方「お前はどこ見て運転してるんだ!」「俺が先に抜けるんだ!」と応酬します。血の気が上がり双方車から出てきて口角泡を飛ばしながら自分を正当化します。どちらの車の後ろにも後続車が来て、「道を空けろ」とクラクションをガンガン鳴らします。周りの歩行者たちの反応:「全く無意味で迷惑・・・」

<例題2>
朝のラッシュアワーが始まり流れが悪くなってきた7時過ぎ、以前書いた通勤用送迎バス中型が2台走っています。その後ろに市バスが1台続いています。中型バスの2台目は市バスのバス停の丁度前辺りに位置しています。市バスが「前へ詰めろ」と言わんばかりにポワ〜ンとクラクションを鳴らします。さて、次の瞬間何が起こったでしょうか?

<答え>
2台目のバスの運転手は市バスのやり方にカチンときてしまい、後ろを向いて、向こうの人がクレームをつける手をチョップのように振り出す仕草までしつつ「何言ってんだ馬鹿野郎!」と悪態をつきました。その瞬間すぐ先の信号が赤になり、1台目の中型バスは減速して停車しました。速度はおちていたものの、2台目は1台目にガシャンと追突しました。
交通警察が来て調書を取るまで現場から車は動かさないのがルールなのだから、さあ大変。

いずれの例題も実際に僕が目撃したケースです。おそらく、似たような状況が今この瞬間にもイスタンブルのどこかで発生しているでしょう。「お先にどうぞ」「ありがとう」なんてフレーズはイスタンブルではまず役に立たないと思っていたほうが身のためです。
車が我がもの顔だと、歩行者としては用心深く振舞うしかありません。横断歩道のあるところでも車は止まらないのですから。

こうした道路事情に慣れた後で、一時帰国の折にスイスはチーリッヒへ立ち寄り街を散策しました。信号のない横断歩道にさしかかったら、車が丁度何台か来たので、こちらは自然に止まってやりすごす体制に入りました。車は止まってくれませんからね。

ところがむこうも当然やり過ごす体制で、先に渡れと身振りで示してくれました。それがご当地では当たり前なのかもしれないけど、とても新鮮に感じられました。(日本でもあそこまで歩行者優先にはなっていないと思います。)
posted by ムフテリフ at 22:41| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | トルコ回想録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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